限定承認とは?相続放棄との違いや利用する際の注意点を解説

query_builder 2024/10/13
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柏市でも故人に借金があった場合、すぐに放棄と考えてしまう方は多いでしょう。
しかし、万が一故人にマイナスの残高が合った場合でも、プラスのほうが多ければ財産を受け取れる可能性があります。
今回は限定承認とは何か、注意点や相続放棄との違いを解説します。

相続の限定承認とは?

限定承認とは、相続で得た財産から故人の借金を引き、プラスの財産であればそれを受け継ぐものです。
得られるプラスの財産を限度とした範囲内で受け継ぐといった、限定的な承認を指します。
そのため、プラスの財産がマイナスの財産よりも大きければ、手元に遺産が残ります。
万が一マイナスの財産のほうが多い場合でも、プラスの財産の範囲内で計算するため、受け継ぐ額はプラスマイナスゼロとなるのが特徴です。
故人の負債を返済する必要がない点が、大きなメリットといえるでしょう。

相続で限定承認する際の注意点

相続で限定承認する場合には、いくつかの注意点があります。
まず相続人全員で共同しておこなう必要がある点です。
共同相続人の中に行方不明の方がいる場合は、承認はできません。
また手続きは、相続人になったと知ってから3か月以内におこなう必要があります。
3か月以内に家庭裁判所に申し立てをしなかった場合、単純承認を選んだとみなされるので注意しましょう。
ただし、遺産の調査に時間がかかっている、3か月以内に調査結果が分からない場合は、申立てをおこなうと期間の延長が可能です。
また限定承認の手続きが完了する前に、故人の所有する不動産を売却するなどの行為があった場合は、処分行為があったとみなされます。
処分行為があった場合は単純承認とみなされてしまい、限定承認や相続放棄の手続きができなくなるので注意してください。

相続の限定承認と相続放棄の違い

相続放棄とは、故人の財産を一切引き継がない方法です。
相続人全員で申立てをおこなう必要がなく、単独で申立てができます。
また限定承認は、故人にマイナスの財産があったとしても、プラスの財産の範囲内であれば弁済して自宅や事業を引き継げます。
手続きが複雑なため終わるまでに時間がかかりますが、故人の財産を守れるのがメリットです。
一方で放棄は、手続きやトラブルに関わらなくて済むのが特徴といえます。
煩わしい問題に関わらなくて済むのはメリットですが、一切の財産は引き継げません。
万が一プラスの財産が多かった場合でも、財産を受け継げないので注意しましょう。
故人にマイナスの財産があった場合、すぐに放棄と考えてしまわず、限定承認も視野に入れて考える必要があります。

相続の限定承認と相続放棄の違い

まとめ

限定承認は、故人に借り入れがあった場合でも財産を受け取れる可能性があります。
しかし相続人全員が申立てする必要があり、期限も決まっているなどの注意点を知っておく必要があります。
故人に借り入れがあるからとすぐ放棄してしまわず、限定承認も含めて検討するようにしましょう。
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