買い戻し特約とは？注意点やメリットについても解説 | 柏市で不動産売却事業を展開する専門家として不動産会社様の選び方等を紹介

柏市での不動産購入において知っておきたい用語や仕組みはさまざまですが、そのなかでも買い戻し特約は、一般的にあまり知られていないものです。
今回はこちらの仕組みとはどのようなものなのかを解説します。
また、注意点やメリットにも触れているので、現在物件購入を考えている方は、本記事を参考にしてみてください。

買い戻し特約とは

そもそも買い戻し特約とは何か、見聞きした経験がない方は少なくないでしょう。
これは、不動産の売買契約を結ぶさいに取り付ける特約です。
一定期間だけ売主が契約費用を買主に返還して、契約解除とともに目的物を取り戻せる仕組みとなっています。
その際は、所有権移転登記と同じタイミングで登記しないと、第三者に対抗するのは物理的に不可能となります。
また、権利を行使できるのは最長10年です。
期間がもともと定められていない場合は、5年とされているルールが存在します。
一般的には建築義務をはじめとする担保に用いられていますが、なかには債務弁済の際に利用されるケースもあるようです。

買い戻し特約の注意点

注意点として、先述したように買い戻し特約を売主が主張できるのは、最長10年です。
なかには契約時に10年以上の年数を表記して締結している場合もありますが、たとえ契約書にこの文言が記載されていたとしても、10年として扱われてしまうので注意しましょう。
また、所有権移転登記と同じタイミングで買い戻し特約を登記しないと、第三者への主張もできません。
また、期間満了後の場合は抹消手続きが必須です。
この理由は、期間満了とともに効力を失ってしまうためです。
そのままの状態だと、購入希望者を探すのは困難なので、忘れないようにしてください。

買い戻し特約のメリット

物件を結果として手放さないので、不動産を失いたくない方にとってメリットとなります。
一時的には失ってしまいますが、期間満了までは自分が購入するチャンスが残されています。
自分自身の手元からなくなっているわけではないので、焦らずに対処できるでしょう。
なかには転売防止目的で利用されるケースもあります。
この場合はあくまでも転売防止目的なので、買い戻しそのもののために付与するわけではありません。
たとえば買主が物件を売らない限りは、自分の手から離れるリスクは低いと言えるでしょう。

まとめ

一定期間だけ売主が契約費用を買主に返還して、契約解除とともに目的物を取り戻せる仕組みとなっています。
なかには契約時に10年以上の年数を表記して締結している場合もあります。
自分自身の手元からなくなっているわけではないので、焦らずに対処できるでしょう。
柏市、流山市、松戸市、我孫子市、野田市での不動産の売却なら柏不動産売却相談センターへ。
お客様のご希望に真摯にお応えしますので、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。